2009年12月
2009年12月26日
かんぽ不払い9万件、79億円超に 03〜07年分
旧日本郵政公社の簡易生命保険金不払い問題で、簡保事業を運営するかんぽ生命保険は25日、公社時代(03年4月〜07年9月)に支払った契約のうち、旧公社のミスなどで不払い額が確定したのは、11日現在約9万件で、不払い総額は約79億5000万円に達したと発表した。
公社時代に支払った保険契約1301万件について、それぞれの基本契約と特約保険金について調べた。
このうち入院日数を短く計算するなどの審査ミスで発生した不払いは約8万件で、未払い額は計71億円だった。また「死亡前に入院していた可能性が高いにもかかわらず、請求を促さなかった」など、請求案内が足りずに不払いになったケースも約9500件あり、不払い額は約8億4000万円に達した。
不払いの可能性がある契約は合計約43万6000件あり、残る約34万6000件については、顧客への通知や、入院証明書など顧客からの提出書類の審査が終わっていない。かんぽ生命は来年2月末までに全対象者への通知を終える予定。
12月25日 毎日新聞
公社時代に支払った保険契約1301万件について、それぞれの基本契約と特約保険金について調べた。
このうち入院日数を短く計算するなどの審査ミスで発生した不払いは約8万件で、未払い額は計71億円だった。また「死亡前に入院していた可能性が高いにもかかわらず、請求を促さなかった」など、請求案内が足りずに不払いになったケースも約9500件あり、不払い額は約8億4000万円に達した。
不払いの可能性がある契約は合計約43万6000件あり、残る約34万6000件については、顧客への通知や、入院証明書など顧客からの提出書類の審査が終わっていない。かんぽ生命は来年2月末までに全対象者への通知を終える予定。
12月25日 毎日新聞
日田信金職員、4200万円着服、大分
日田信用金庫(大分県)は25日、支店長代理だった男性職員が客の預金など計4200万円を着服していたと発表した。今後の弁済状況を踏まえ、告訴するかどうか検討する。
元支店長代理は2001年6月〜07年8月、客1人の普通預金から3800万円を無断で引き出し、19人から預かった400万円を流用。金はパチンコや飲食代などに使ったとされる。
元支店長代理は07年11月に諭旨免職になっている。
12月25日 時事通信
元支店長代理は2001年6月〜07年8月、客1人の普通預金から3800万円を無断で引き出し、19人から預かった400万円を流用。金はパチンコや飲食代などに使ったとされる。
元支店長代理は07年11月に諭旨免職になっている。
12月25日 時事通信
2009年12月05日
郵政3社で横領14億、金融庁が業務改善命令
日本郵政グループは4日、国内の3郵便局とゆうちょ銀行千種店(名古屋市)で、顧客の貯金を横領するなどの不祥事が相次ぎ、被害者計103人、被害総額は14億6000万円に上ったと発表した。
金融庁は同日、これに先立ち、グループ内のゆうちょ銀行、かんぽ生命保険、郵便局会社の3社に対し、内部管理体制の強化や再発防止策の策定などを求め、業務改善命令を出した。同庁による日本郵政グループへの行政処分は2007年の民営化後、初めて。
発表によると、被害額が最も大きかったのは、郵便局長が07年7月頃から1年半にわたり、31人の顧客から貯金の払戻金や保険の還付金を着服し、計7億2000万円を横領していたケース。
別の郵便局では、局員が1992年ごろから約16年間にわたり、33人の顧客から、生命保険の貸付金など計2億6000万円を着服していた。また、簡易郵便局長は02年頃から約7年間にわたり、顧客31人の貯金の払戻金など約3億6000万円を横領した。郵政3社は捜査中を理由に、局名などを明らかにしなかった。
12月4日 読売新聞
金融庁は同日、これに先立ち、グループ内のゆうちょ銀行、かんぽ生命保険、郵便局会社の3社に対し、内部管理体制の強化や再発防止策の策定などを求め、業務改善命令を出した。同庁による日本郵政グループへの行政処分は2007年の民営化後、初めて。
発表によると、被害額が最も大きかったのは、郵便局長が07年7月頃から1年半にわたり、31人の顧客から貯金の払戻金や保険の還付金を着服し、計7億2000万円を横領していたケース。
別の郵便局では、局員が1992年ごろから約16年間にわたり、33人の顧客から、生命保険の貸付金など計2億6000万円を着服していた。また、簡易郵便局長は02年頃から約7年間にわたり、顧客31人の貯金の払戻金など約3億6000万円を横領した。郵政3社は捜査中を理由に、局名などを明らかにしなかった。
12月4日 読売新聞