2013年10月

2013年10月19日

ネット銀被害7億円=最悪11年の2.5倍―さらに拡大の恐れ・警察庁

警察庁は18日、インターネットバンキングで利用客のIDやパスワードが盗み取られ預貯金を不正に送金される事件の被害が、1月から今月15日までに約7億6000万円になったと発表した。被害は6月に急増した後、高い水準が続いており、過去最多だった2011年の約3億800万円の2.5倍に膨らんでいる。

不正送金の件数は15日時点で766件。11年の4.6倍に上る。今年は5月まで7〜39件だったが、6月111件、7月194件、8月130件、9月150件で推移。今月も既に70件あり、5カ月連続で100件を上回るペースだ。被害額は6月に約9580万円、7月以降は1億円を超え続けている。


被害者は、ゆうちょ、みずほ、楽天、三菱東京UFJなど19銀行の客で、地方銀行も9行ある。客の居住地は44都道府県に及んでいる。

不正送金は利用客のパソコンをウイルス(不正プログラム)に感染させ、取引に使うIDとパスワードを盗んだ上で行われる。警察庁は「犯人がウイルスを仕込み終えて不正送金の機会をうかがっているパソコンが相当数あり、被害がさらに膨らむ恐れがある」とみている。

時事通信 2013年10月18日
anzenbanks at 08:28|この記事のURLネットバンク 

2013年10月09日

金融庁:みずほ役員の問題認識の経緯など新たに報告求む

10月9日(ブルームバーグ):金融庁は9日、みずほフィナンシャルグループとみずほ銀行に対し、暴力団構成員らに融資した問題を両社の役員らが、どのような経緯で認識していたかなどについて詳しく報告するよう求めた。みずほ側が金融庁に事実と異なる報告をしていたことが8日判明したためで、新たな報告をもとに今後の対応を検討する。

同庁幹部が同日夜、銀行法に基づいて新たに報告を求める命令を出したことを明らかにした。みずほ側に、?役職員が問題を認識した時期や経緯?取締役会や法令順守関連の委員会への報告の経緯?金融庁検査への対応?みずほが設置した第三者委員会の調査結果?そのほか金融庁に報告していない事実−などの提出を求めた。

みずほは8日、佐藤康博FG社長が会見し、それまで法令順守担当役員で止まっていたと説明していた反社会的勢力への融資問題に関する情報が、取締役会などにも報告されていたと発表。自らも問題を知りうる立場に当時あり、責任もあるなどと述べ、新たな社内調査や第三者委で問題究明に全力をあげる考えを示した。

金融庁は、すでにオリエントコーポレーションとの提携で融資をしていたみずほ銀に9月27日に業務改善命令を発令済み。行政処分の直後に金融庁が金融機関側に追加で報告命令を出すのは珍しい。


Bloomberg 2013年10月9日
anzenbanks at 20:57|この記事のURLニュース 
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