2005年05月21日
みちのく銀に業務改善命令、個人情報保護法で是正勧告
金融庁と東北財務局は20日、地方銀行のみちのく銀行(本店・青森市)に対し、経営責任の明確化を地銀に対して初めて求める業務改善命令と、今年4月に施行された個人情報保護法に基づき、再発防止措置を求める初の是正勧告を発動したことを正式発表した。
いずれも6月20日までに、業務改善計画の提出や改善措置の報告を求めている。個人情報保護法で所管官庁が是正勧告したのは初めて。
同行は前回の業務改善命令を受けた2003年9月以降、代表取締役の指示で、横領など7件の不祥事について、財務局への届け出を怠ったり、事実と違う届け出をしていたほか、債務超過の大口融資先に対して不適切な融資管理を行っていた。説明義務を徹底せずに保険を募集したり、証券外務員の登録をしていない行員による投資信託の勧誘も判明した。
金融庁は、同行への業務改善命令が4年間で3回目となることから、内部管理態勢に重大な問題があると判断。経営責任の明確化や組織体制の抜本的改革、過去の不祥事に対する責任追及など、厳しい内容の業務改善命令を出すことにした。
個人情報関連では、同行では4月、国内の全顧客約128万人分の顧客情報が入ったCD―ROM3枚の紛失が発覚。紛失規模の大きさに加え、行内規定通りに顧客情報が取り扱われていないことも分かったため、金融庁は是正勧告と業務改善命令の両面から、同行に個人情報の安全管理措置の確立と従業員への監督の徹底を求めた。
(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050520-00000415-yom-bus_all
いずれも6月20日までに、業務改善計画の提出や改善措置の報告を求めている。個人情報保護法で所管官庁が是正勧告したのは初めて。
同行は前回の業務改善命令を受けた2003年9月以降、代表取締役の指示で、横領など7件の不祥事について、財務局への届け出を怠ったり、事実と違う届け出をしていたほか、債務超過の大口融資先に対して不適切な融資管理を行っていた。説明義務を徹底せずに保険を募集したり、証券外務員の登録をしていない行員による投資信託の勧誘も判明した。
金融庁は、同行への業務改善命令が4年間で3回目となることから、内部管理態勢に重大な問題があると判断。経営責任の明確化や組織体制の抜本的改革、過去の不祥事に対する責任追及など、厳しい内容の業務改善命令を出すことにした。
個人情報関連では、同行では4月、国内の全顧客約128万人分の顧客情報が入ったCD―ROM3枚の紛失が発覚。紛失規模の大きさに加え、行内規定通りに顧客情報が取り扱われていないことも分かったため、金融庁は是正勧告と業務改善命令の両面から、同行に個人情報の安全管理措置の確立と従業員への監督の徹底を求めた。
(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050520-00000415-yom-bus_all