2005年11月19日

ゴルフ場破たん、預託金回収できず北銀相手に訴訟

ゴルフ場経営会社の破たんで入会保証金(預託金)を回収できなくなった「札幌ベイゴルフ倶楽部」(北海道石狩市)の一部会員が18日、「全額返還確実と信じ込ませ、経営会社と共同で会員権を購入させた」として、北海道銀行を相手取り、預託金に当たる約2億2000万円の損害賠償を求める訴えを札幌地裁に起こした。

原告は道内22の法人・個人。訴えによると、原告は95年5月〜97年1月、当時取り引きしていた道銀の支店長らの勧誘を受けて会員権を購入。経営会社「札幌ベイ開発」(04年12月破たん)に570万円〜2640万円を預託した。10年後に償還の予定だったが、ベイ社の民事再生手続きで97%減免となった。

原告側によると、道銀側はベイ社に多額の負債があると説明せずに「ベイ社には道銀がついているから大丈夫」「道銀のゴルフ場だ」などと勧誘。購入手続きは道銀を窓口とし、会員権と道銀のゴルフ提携ローンをセット販売しただけでなく、提携ローン以外の借入での購入を拒否された―などと主張している。

ゴルフ場は95年6月にオープンしたが、会員権販売の伸び悩みで借入金が膨らんだ。ベイ社は昨年12月、民事再生法の適用を札幌地裁に申請。道銀は単独で約94億円を融資していた。
(毎日新聞)
anzenbanks at 08:47│Comments(0)TrackBack(0)北海道 

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