2005年12月23日
UFJ銀のカード偽造、盗撮グループの犯行と断定
UFJ銀行のATM(現金自動預け払い機)で15枚の偽造キャッシュカードが使用された事件で、大半の偽造カードの磁気テープには、カード表面に刻印された口座番号や支店番号などの情報は正確に入力されていた一方、銀行だけが知っている特別な情報は入力されていなかったことが22日、警視庁や愛知県警などの調べでわかった。
警察当局は、偽造カード事件はATM盗撮グループによる犯行とほぼ断定。同グループが偽造カードを使って預金引き出しに動き出したとみて警戒を強めている。
調べによると、東京都内のコンビニエンスストアのATMで19、21日に使用された15枚の偽造カードのうち4枚は、磁気テープの情報が真正カードと一致していたが、残る11枚はATMに使用を拒否されていた。
同行のカードの磁気テープには、口座番号や支店番号などの情報が72ケタの数字で記録されている。
警察当局がATMの使用記録を確認したところ、11枚の偽造カードの大半は、磁気テープに、カード表面に刻印されている口座番号などの数字が正確に入力されていた。一方、カードに刻印されていない4ケタの数字だけが間違っていた。
この4ケタは、銀行が独自に管理している「シークレットナンバー」と呼ばれる数字だったという。
警察当局では、盗撮グループが、小型カメラで盗み見た刻印をもとに偽造したものの、シークレットナンバーを割り出すことができず、間違った数字を磁気テープに入力したため、使用できなかったとみている。
(読売新聞)
警察当局は、偽造カード事件はATM盗撮グループによる犯行とほぼ断定。同グループが偽造カードを使って預金引き出しに動き出したとみて警戒を強めている。
調べによると、東京都内のコンビニエンスストアのATMで19、21日に使用された15枚の偽造カードのうち4枚は、磁気テープの情報が真正カードと一致していたが、残る11枚はATMに使用を拒否されていた。
同行のカードの磁気テープには、口座番号や支店番号などの情報が72ケタの数字で記録されている。
警察当局がATMの使用記録を確認したところ、11枚の偽造カードの大半は、磁気テープに、カード表面に刻印されている口座番号などの数字が正確に入力されていた。一方、カードに刻印されていない4ケタの数字だけが間違っていた。
この4ケタは、銀行が独自に管理している「シークレットナンバー」と呼ばれる数字だったという。
警察当局では、盗撮グループが、小型カメラで盗み見た刻印をもとに偽造したものの、シークレットナンバーを割り出すことができず、間違った数字を磁気テープに入力したため、使用できなかったとみている。
(読売新聞)