2005年12月26日
印鑑百本保管、社員が勝手に押印し契約、損保ジャパン
損害保険大手・損保ジャパンの山口支社で2002年7月から今年9月まで、社員が保険契約書に勝手に印鑑を押すなど52件の不適切な契約手続きを行っていたことが26日、分かった。
支社には、印鑑約100本が保管されていた。同社は、手続きした顧客41人のほとんどに説明し、謝罪した。契約破棄などのトラブルは発生しておらず、契約は有効だという。
損保ジャパンによると、訂正印や印鑑の押し忘れなどがあった場合、通常は、契約書を顧客に郵送するなどして押してもらうことにしているが、山口支社の社員約10人は、自動車保険や火災保険などの契約書に、勝手に顧客名の印鑑を押していた。印鑑は以前から引き継がれていた。印鑑の不適切な使用で、顧客の意に反するような契約内容になったり、保険金をだまし取ったりしたような不正行為はなかった、としている。
同社は「契約を早く成立させたいという焦りからの行為かもしれないが、あってはならないことで、申し訳ない」として、関係者の処分を検討する。
損保ジャパンは11月、ほかの25社とともに保険金未払いで金融庁から業務改善命令を受けている。
(読売新聞)
支社には、印鑑約100本が保管されていた。同社は、手続きした顧客41人のほとんどに説明し、謝罪した。契約破棄などのトラブルは発生しておらず、契約は有効だという。
損保ジャパンによると、訂正印や印鑑の押し忘れなどがあった場合、通常は、契約書を顧客に郵送するなどして押してもらうことにしているが、山口支社の社員約10人は、自動車保険や火災保険などの契約書に、勝手に顧客名の印鑑を押していた。印鑑は以前から引き継がれていた。印鑑の不適切な使用で、顧客の意に反するような契約内容になったり、保険金をだまし取ったりしたような不正行為はなかった、としている。
同社は「契約を早く成立させたいという焦りからの行為かもしれないが、あってはならないことで、申し訳ない」として、関係者の処分を検討する。
損保ジャパンは11月、ほかの25社とともに保険金未払いで金融庁から業務改善命令を受けている。
(読売新聞)