2006年01月24日

また2人が計250万円 みちのく銀行、元行員を告発へ

東北財務局から昨年5月、3度目の業務改善命令を受けた、みちのく銀行は23日、元行員ら2人が顧客の預金計250万円を着服していたと発表した。うち1人は命令を受けた後の昨年8月に不祥事を起こしていた。同行は「業務改善計画の実現に向けて取り組みを進めている中で痛恨の極み。高い信用力を求められている金融機関として深く反省しております」と謝罪した。

同行によると、預金600万円を着服したとして昨年5月に公表された元行員が、さらに別の顧客の預金100万円を着服していた。2003年3月、投資の名目で通帳を預かり、引き出したらしい。元行員は2004年3月に依願退職。前回の600万円分のうち約460万円を顧客に返済したが、昨年11月から連絡が取れないという。同行が代わりに残金を返済し、元行員を詐欺と業務上横領容疑で告発、告訴する予定。

また別の元女性嘱託職員が昨年8月、顧客のサインをまねるなどして預金150万円を着服。全額返済されたので、告訴はしないという。元職員は昨年12月に懲戒解雇された。2人とも着服した金は消費者金融の返済や遊興に使ったという。

いずれも顧客からの指摘で発覚した。元行員の不祥事は昨年8月に、元職員は同12月に東北財務局に届け出ていた。発表が遅くなった理由について同行は「余罪を調査していた。当行の使用者責任がはっきりした時点で公表した」などと説明した。また氏名と勤務先の支店名について「警察とすり合わせなければならない。解雇した職員を責めるのは可哀そうだ」と述べて明らかにしなかった。
(毎日新聞)1月24日
anzenbanks at 22:41│Comments(0)TrackBack(0)東北 | 詐欺事件

トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 
最新記事
Archives
訪問者数
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計: