2006年06月24日
第一生命、配当金支払い不足4万7000件公表せず
第一生命保険(本社東京)が取り扱う生命保険や年金保険で、保険契約者への配当金の一部に支払い不足があり、84〜05年度の22年間で約4万7000件、計約1億1570万円にのぼることが24日、分かった。
うち約4万5000件、約9200万円は04年2月に社内調査で判明していたが、「契約者への返還作業を優先する」として公表していなかった。
生保会社は決算で生じた剰余金の一部を、配当金として契約者に分配する。
同社によると、04年2月に死亡保険などの入院に関係する特約で、80歳の満期時の配当金の一部が1件2万5600〜200円未払いになっていたことが判明。支払遅延利息計約1900万円と合わせて、連絡の取れた契約者に返還した。数十件と連絡が取れないという。
原因は、支払額を計算するコンピュータープログラムの不備と分かった。このため他のプログラムも調べたところ、昨年6月以降に生命保険や年金保険でさらに1913件、計約2370万円(1件309万〜30円)の支払い不足が見つかった。今年5月下旬から支払い不足を契約者に通知し始めたが、公表しなかった。支払遅延利息は現在計算中という。
(毎日新聞) 6月24日
うち約4万5000件、約9200万円は04年2月に社内調査で判明していたが、「契約者への返還作業を優先する」として公表していなかった。
生保会社は決算で生じた剰余金の一部を、配当金として契約者に分配する。
同社によると、04年2月に死亡保険などの入院に関係する特約で、80歳の満期時の配当金の一部が1件2万5600〜200円未払いになっていたことが判明。支払遅延利息計約1900万円と合わせて、連絡の取れた契約者に返還した。数十件と連絡が取れないという。
原因は、支払額を計算するコンピュータープログラムの不備と分かった。このため他のプログラムも調べたところ、昨年6月以降に生命保険や年金保険でさらに1913件、計約2370万円(1件309万〜30円)の支払い不足が見つかった。今年5月下旬から支払い不足を契約者に通知し始めたが、公表しなかった。支払遅延利息は現在計算中という。
(毎日新聞) 6月24日
anzenbanks at 18:57│生命保険