2007年01月05日
虚偽報告書の日興に課徴金5億円、導入後の最高額
証券大手の日興コーディアルグループが虚偽の有価証券報告書を作成していた問題で、金融庁は5日、証券取引法に基づき5億円の課徴金納付命令を下した。課徴金制度が2005年4月に導入されて以来、最高額となる。
金融庁や証券取引等監視委員会によると、同グループは2005年3月期の有価証券報告書で、実質支配下にある孫会社を連結対象から不当に外し、約352億円の税引き後利益を約469億円に水増しするなど、虚偽の記載をして社債を発行した。監視委が昨年12月、課徴金の支払いを命じるよう、金融庁に勧告していた。
1月5日 読売新聞
anzenbanks at 19:28│証券