2011年02月28日
静岡銀子会社に賠償命令=高齢者への投信販売で―東京地裁
リスクの高い「ノックイン型投資信託」を購入させられ、損害を受けたとして、埼玉県内の80代男性が静岡銀行子会社の静銀ティーエム証券(静岡市)を相手に、約3409万円の賠償などを求めた訴訟の判決が28日、東京地裁であった。
裁判長は「仕組みやリスクの理解が容易でない商品なのに、説明が不十分だった」と判断し、約2052万円の支払いを命じた。
判決によると、男性は2007年3月、日経平均株価の推移に応じて償還額が決まり、株価が一定水準を一度でも下回ると元本割れする恐れのある投信を6990万円分購入。途中解約した時点で約3109万円の損害を受けた。
裁判長は「男性は当時、孫の名前を忘れるなど判断力の衰えがあった」と認定。静銀ティーエム証券の勧誘について、「高齢者との取引を慎重に行う社内ルールがあったのに、実践されなかったと推認される」と批判した。
時事通信 2月28日
裁判長は「仕組みやリスクの理解が容易でない商品なのに、説明が不十分だった」と判断し、約2052万円の支払いを命じた。
判決によると、男性は2007年3月、日経平均株価の推移に応じて償還額が決まり、株価が一定水準を一度でも下回ると元本割れする恐れのある投信を6990万円分購入。途中解約した時点で約3109万円の損害を受けた。
裁判長は「男性は当時、孫の名前を忘れるなど判断力の衰えがあった」と認定。静銀ティーエム証券の勧誘について、「高齢者との取引を慎重に行う社内ルールがあったのに、実践されなかったと推認される」と批判した。
時事通信 2月28日
anzenbanks at 21:19│中部