2011年06月11日

津山信金が2億円不適切融資

津山信用金庫(本店岡山県津山市)は10日、岡山県内の特定事業者に対し、回収見込みの薄い融通手形の割引を繰り返すなど約2億円にのぼる不適切な融資を行っていたと発表した。

融資は理事長や専務理事らが決裁しており、一部の理事は問題があると知りながら黙認していたという。理事3人は28日の通常総代会で引責辞任する。


同信金の発表によると、今年1月の中国財務局による定期検査で、商取引の裏付けのない融通手形の割引があると同財務局から指摘を受け、不適切な融資が2億380万円にのぼることが判明。同信金は弁護士による第三者委員会を設置して詳しく調査している。融資先の事業者名や期間などについては、「調査中で公表できない」としている。

また、同財務局の指導を受け、同信金はこの事業者への融資全体が回収できなくなる恐れがあるとして、2011年3月期決算で貸し倒れ引当金5億7600万円を計上している。

読売新聞 6月10日
anzenbanks at 07:48│中国 
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