2012年03月07日

AIJ顧客の基金7割、「代行割れ」も

AIJ投資顧問が企業の年金資産約2000億円を消失させた問題で、昨年3月末時点でAIJに資産を委ねていた74の厚生年金基金のうち、純資産が公的年金の代行部分を割り込む「代行割れ」に陥る基金が、約7割に達する可能性のあることが7日、民主党合同会議への厚生労働省の報告で分かった。

代行割れの基金は資産の積み増しを迫られるため、保険料の引き上げなどを強いられる中小企業や従業員などが広範囲に及ぶ可能性が高まった。

代行部分は、基金が国に代わって運用している公的年金の一部。純資産が代行部分の80%未満になるか、3年連続で90%未満となった基金は指定基金となり、財政健全化計画に基づいて資産を積み増さなければならない。

読売新聞 3月7日
anzenbanks at 21:01│証券 
最新記事
Archives
訪問者数
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計: