2016年10月15日
三井住友銀詐欺、取引額、1桁多く入力 容疑者意図的に
三井住友銀行を巡る巨額詐欺事件で、電子計算機使用詐欺容疑で逮捕された同行大森支店(東京都大田区)の元副支店長(54)が同行の外貨取引システムでドルを購入する際、意図的に取引額を1桁多く入力していたことが、捜査関係者への取材で分かった。水増しが発覚した場合、「桁数を打ち間違えた」と言い訳するつもりだったといい、警視庁捜査2課が経緯を調べている。
捜査関係者によると、容疑者は成城支店(世田谷区)の課長だった2007年、架空の建設会社名義の口座を使ってドルの購入を開始。システムに水増しした金額を入力し、増額したドルで円を買い戻す不正を繰り返していた。だまし取った総額は約11億円に上るとみられている。
容疑者は実際の取引額より1桁多い金額を入力していたといい、同課の調べに「正規の業務でシステムの入力ミスを修正したことがあり、思いついた。不正が発覚しても、桁数を打ち間違えたと言い訳できると思った」と供述しているという。
同課によると、容疑者は昨年11月〜今年6月、外貨取引のオンラインシステムを不正に操作し、同行から十数回にわたって約166万米ドル(約1億9000万円)を詐取したとして、12日に逮捕された。
詐取した金は借金の返済や子供の教育費、外国為替証拠金取引(FX)などに充てたほか、交際する女性に高級マンションを買い与えるなどしていた。
毎日新聞 2016年10月14日
捜査関係者によると、容疑者は成城支店(世田谷区)の課長だった2007年、架空の建設会社名義の口座を使ってドルの購入を開始。システムに水増しした金額を入力し、増額したドルで円を買い戻す不正を繰り返していた。だまし取った総額は約11億円に上るとみられている。
容疑者は実際の取引額より1桁多い金額を入力していたといい、同課の調べに「正規の業務でシステムの入力ミスを修正したことがあり、思いついた。不正が発覚しても、桁数を打ち間違えたと言い訳できると思った」と供述しているという。
同課によると、容疑者は昨年11月〜今年6月、外貨取引のオンラインシステムを不正に操作し、同行から十数回にわたって約166万米ドル(約1億9000万円)を詐取したとして、12日に逮捕された。
詐取した金は借金の返済や子供の教育費、外国為替証拠金取引(FX)などに充てたほか、交際する女性に高級マンションを買い与えるなどしていた。
毎日新聞 2016年10月14日
anzenbanks at 10:27│ニュース