2017年06月20日

1億円超、高額預金169人情報流出 元行員、窃盗団に提供か 佐賀銀事件

佐賀銀行は19日、福岡市の支店で起きた多額窃盗事件で、福岡県警が摘発した窃盗グループに同行の1億円以上の預金者リスト169人分が流出していたと発表した。県警は、元行員の被告(42)=窃盗罪などで公判中=が行内のデータベースを不正に使って高額預金者リストを作成し、窃盗グループに渡していたとみている。情報流出を受け、同行は頭取と役員の処分を検討する。

リストの169人は佐賀、福岡両県の顧客が中心で名前や住所、連絡先、預金残高が記載されていた。口座番号と暗証番号の漏えいはないという。共犯として起訴された別の被告の弁護士が県警にA3判3枚のリストを提出し、同行が顧客情報との一致を確認した。

佐賀銀行では昨年8月、箱崎支店で侵入事件が発生。同10月に干隈支店で現金5430万円が盗まれた。被告は窃盗グループに、箱崎支店の行員専用出入り口の暗証番号などを提供し、干隈支店では同僚宅から支店の鍵を盗んで渡したとされる。

西日本新聞2017/6/20

anzenbanks at 21:19│九州 
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