2017年07月05日

佐賀銀情報流出、元行員を再逮捕 営業秘密開示容疑

佐賀銀行で1億円以上の高額預金者169人分の顧客情報が流出した問題で、福岡県警は5日、窃盗グループに情報を渡したとして住所不定、元同行員(42)を不正競争防止法違反(営業秘密開示)容疑で再逮捕した。窃盗グループはこの情報を基に空き巣に入ろうとしていたことも判明した。

容疑者は同行2支店で起きた多額窃盗事件や建造物侵入事件に関与したとして福岡地裁で公判中で、逮捕は5回目。再逮捕容疑は2016年7月5〜12日、福岡市東区の飲食店で、1億円以上の預金がある169人分の顧客情報を印刷するなどしたリスト3枚を窃盗グループの男に渡して営業秘密を開示したとしている。認否は留保しているという。


県警によると、リストを受け取ったのは同行2支店の事件に関与したとして公判中の男。リストを基に窃盗グループの別の男2人が顧客1人の自宅に空き巣に入ろうとし、電話をかけて在宅を確認したため断念していたことも供述したという。

公判中の男がリストを県警に提出。その後の調べで容疑者が昨年7月5日、同行の顧客データベースを使って高額預金者の情報を検索していたことが確認されていた。


2017/7/5毎日新聞
anzenbanks at 21:49│九州 
最新記事
Archives
訪問者数
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計: